皆様のご参考までに共有します!
【日程】
8月末~9月頭に5泊6日(ツーリストゲル3泊、ホテル2泊)
6月から8月がベストシーズン のようです。
この時期は気温が比較的温暖で、草原や山地が美しく、草食動物が活発になります。また、数多くのお祭りが開催されるため、観光客に人気です。
一方、冬季は非常に寒いため、旅行者は比較的少なく、オフシーズンとなります。しかし、冬季には雪景色や氷上フェスティバルなど、冬ならではの体験が待っています。
【フライト】
2024年9月現在、モンゴルの首都ウランバートル直行便はMIATモンゴル航空 (成田・関空)だけ。経由便だと、韓国経由が一般的の模様。今回は成田発の直行便を利用。
2か月前頃に手配して、大人1人92,500円+燃油12,000円、子供69,000円+燃油10,600円、諸税込みで4人で37万円程度。(日程選べばもう少し安いかも)
MIATモンゴル航空:
MO502便 成田 13:55発 - ウランバートル 18:30着(5h35m)
MO501便 ウランバートル 07:00発 - 成田 12:55着(4h55m)
※飛行時間は上記の記載ですが、行きは30分ほど早く到着。
【ホテル】
ツーリストゲルEldene Tourist campに3泊、テレルジのTerelj Hotel に1泊、ウランバートルのBest Western Premier Tuushin Hotelに1泊。
Eldene Tourist camp
住所:Nalaikh, Ulaanbaatar, Mongolia (←住所無いのウケルw)
・ツォクトモンゴル乗馬ツアーが運営するツーリストゲル。ツーリストゲルというのは、モンゴルの遊牧民が暮らすゲルを旅行者が体験できるように作られた施設で、普通のホテルよりも安く泊まれる。
・ウランバートル郊外はナライハ高原の大草原のど真ん中に有り、幹線道路から未舗装の道を少し入ったところに有る。空港から70km程度、渋滞考慮すると車で90分弱。
・大きなレストランゲルと、宿泊ゲル10棟程度(シングルベッド4台、机、椅子、薪ストーブ程度のシンプルなつくり)、水洗トイレと温水シャワー(発電機の動いている17-19時のみ)のあるシャワー棟で構成。
・食事はおもったよりも羊料理は出て来ず、ビーフがメイン。焼きそばやチャーハン、水餃子などで、日本人の口に合わせてくれている印象だが、一部子供の口には合わない物も有り。
・当然、付近に店舗等は無いが、水やお酒、お土産などはレストランゲルで買える。(日本円、モンゴルトゥグルグの両方で支払い可能。)
Terelj Hotel
住所:Gorki-Terelj National Park, Ulaanbaatar 211213, Mongolia
電話番号:+976 9999 2233 /976 99007206
・ナライハ高原から車で1時間程度、ウランバートルから90分程度の場所に有るテレルジ国立公園内に有る。テレルジは日本で言うと軽井沢的な場所で、モンゴル人が休暇でリゾートに来るような地域。
・Terelj Hotelは宮殿のような造りで、内装はとても豪華で快適(子どもたちは「お城ホテル」と呼んでた)、我々宿泊時は数組しか宿泊なかった印象で、プールも共用施設も使い放題。
・若干シャワーの温度が低かったり、レストランの提供が激遅いとか、その他サービス面ではモンゴルクオリティではある物の、モンゴル国内ではトップレベル(のはず。。)
・VIVANTのロケ地でもあり、ドラマ内で日本大使館から地下通路で逃げる際の廊下がホテル内に有る。
Best Western Premier Tuushin Hotel
住所:Prime Minister Amar's street 15, Ulaanbaatar 14200, Mongolia
電話番号:+976 (11) 323162
・ウランバートル中心部のスフバートル広場そばに有る5つ星ホテル。昔から有る現地ホテルを外資が買い取ったんだろうなぁという外観(旧ソ連風)だが、客室内部はきれいにリフォームされている。
・早朝のチェックアウトだと、朝食のお弁当(水、果物、サンドイッチ)をくれるが、あまり美味しくない。。
【スケジュール】
1日目:
MO502便 成田13:55発-ウランバートル18:30着
ツォクト乗馬ツアーの送迎車で日本語ガイドとナライハ高原のツーリストゲルまで移動(所要90分弱)
2日目:ツォクトモンゴル乗馬ツアー(3泊4日242,000円)
AM朝から乗馬で10km程度離れたチンギスハーン像まで移動(常歩・速歩で2時間弱)
PM チンギス・ハーン像観光、帰りは乗馬(速歩・駆歩で1時間半)か車(20分)が選べる。
※通常は2日目と3日目の行程が逆になるが、今回は帯同ガイドと他旅行者グループの都合で、先に遠乗りとなった。(我々としてはぶっつけ本番。。)
3日目:ツォクトモンゴル乗馬ツアー
AM ゲル周辺で乗馬(常歩・速歩で2時間)、ゲルに戻って昼食
PM ゲル周辺で乗馬(常歩・速歩で2時間)
4日目:テレルジ1日観光(ツォクトツアー、日本語ガイド、36,000円)
AMナライハ高原からテレルジに車で移動(40分、未舗装道路有り)、亀岩・アーリアバル寺院観光
PMホテルに車で移動(20分、未舗装道路有り)、ホテルでプール
5日目:
AMテレルジからウランバートルへ車で移動(1時間半、未舗装道路有り、日本語ドライバー6,000円)
PMウランバートル市内散策
6日目:
早朝ホテルからウランバートル空港へ車で移動(1時間弱、日本語ドライバー10,000円←相場より割高の可能性有)
【アクティビティ】
ツォクトモンゴル乗馬ツアー (★★★★ 家族4人3泊4日で242,000円)
・日本に留学して日本語を学んだツォクト一族が運営する、モンゴル乗馬ツアー。
・ツォクト氏をはじめとして多数の日本語ガイドと、日本在住の長岡さんという方が運営。見やすいな日本語サイトと、明瞭な日本円ベースの料金設定、出発前からLINEをつかった質問などにも長岡さんから即座にレスポンスいただけ、安心感有り。
・過去のモンゴルツアーで、モンゴルの遊牧民が日本の旅行会社から搾取されている事を憂い、遊牧民にしっかりお金が渡る仕組みを作りたいという思いから立ち上がった会社となっており共感できる。
・2泊3日からプランは有るが、今回は3泊4日(乗馬2日間)の「ゲルに宿泊・乗馬で観光!モンゴル体感ツアー」を選択。空港送迎、宿泊、乗馬、食事等すべて込みで、家族4人で242,000円。子ども(6-12歳)、幼児(3歳-未就学児)の料金割引設定あり。日本円での支払いとなり、事前海外送金か現地での現金払いを選択可能。
・乗馬は、あまり事前レクチャーの無いモンゴルスタイル(モンゴル人は実践を通して馬から乗り方を学ぶとの事。。)だが、モンゴルの馬は背が低く安定感あり、頭が良いベテランの馬が多いので、危険を感じる場面は一切なかった。のまみか家族の乗馬経験は、国内外で数回程度で常歩(なみあし)での手綱さばきがわかる程度。未就学児は遊牧民の前に一緒に乗る形、小学生低学年は1人で乗って手綱も握るが、遊牧民の馬につながっている状態。
常歩(なみあし):パッカパッカと、引き馬でのポニーの乗馬体験的なゆっくりした歩調
速歩(はやあし):タッタッタと、気持ち早い歩調。素人的には一番揺れる印象で、慣れるまでキツイ。
駆歩(かけあし):パカラッパカラッと、一瞬馬の4本脚が地面から離れる瞬間が有るスピード感のある歩調。馬体の上下動が結構有るので、ある程度乗馬に慣れていないと怖く感じるかも。ただし慣れてしまうと速歩よりも楽で、乗馬している感じが有って楽しい。今回は、子供たちは一瞬駆歩を体験する程度だったが、大人の乗る馬の帰り道は、馬自身が早く帰りたくて駆歩になる場面が多数あった。
・通常は初日にゲル周辺の草原で練習をして、翌日遠乗りに出る形だが、今回はガイドの都合でぶっつけ本番で初日に遠乗りを実施。「のまみかのお尻」を犠牲にしながらも無事たどり着くことに成功。大草原、小川、幹線道路、砂地等を乗馬で駆け抜けていくという、他では体験できないアクティビティであった。
テレルジ1日観光(★★★ 家族4人で36,000円)
・ツォクト乗馬ツアーのオプションツアーとして申込、日本語ガイド・車は変わらないのに、人数で課金されるので、あまりお得感は無しの料金設定。
・ツーリストゲルから日本語ガイド/ドライバーが送迎、亀岩・アーリアバル寺院などを見て、指定のホテル(テレルジorウランバートル)まで送ってくれるというプラン
・亀岩はテレルジ国立公園内に有る、カメのような形をした大岩。実は裏から上ることが出来、首のあたりからの景色は絶景。といいつつも結構な岩肌(崖?)を上るので自己責任で。。
・アーリアバル寺院はチベット仏教の山寺といった感じ。少しばかりの坂道(登山?)と会談を経た本堂内は非常にカラフルで見ごたえあり、本堂テラスからの景色も絶景。
ウランバートル市内散策
・スフバートル広場周辺に日本食料理屋や、「地球の歩き方」掲載のモンゴル料理店などが点在、広場西側に歩いていくと、1km圏内でお土産物屋や吉野家(牛丼だけでなく羊丼も有り)、旧ソ連圏らしく子供向けの公園も多数有り。
・有名なノミンデパートまで足をのばしたが、正直あまり良いお土産は無く、むしろウランバートル空港出国後エリアのお土産物屋で十分といった印象。
【所感】
ツォクトツアーは日本人ばかりなので、子連れの安心感もありオススメです。もちろんホテルとは違うので、シャワー設備は最低限の物だし、食事も全て子供が食べられるわけでもないというデメリットは有りますが、一方で大草原で好きなだけ乗馬できるのは非常に魅力だし、大草原と青空、馬との触れ合い、現地遊牧民(日本語ガイド)・ツォクトさん家の子供達との触れ合いを通して、我が子の経験と成長を感じられたのも確かです。