結論から言います!
偏食改善の鍵は
言語です。
語彙を増やし、言語力・表現力を育むことで、偏食を改善していくことができます。
今日はその理由をお便りとして紹介していきますね♪
言葉があると「認識」できる
人間は言葉を獲得することによって、物事や感情の微妙な差異を認識できるようになります。
たとえば、低月齢の子どもは「イタイ(痛い)」と良く言います。
なんでもかんでも「イタイ」。すぐに「イタイ」と言います。
でもこの「イタイ」には様々な感情が含まれていることが多いんですよね。
「むずむず」「ちくちく」「ひりひり」
「つかれた」「くるしい」「かゆい」「ねむい」
こういった感情を細分化して認識し、表現するためには「言葉」が必要です。
ですが、低月齢の子どもは圧倒的に語彙が少ない💦
だから、あらゆる感情が「イタイ」に集約されてしまう…😂
逆に、語彙が増えていくことで、自分の感情をより正確に表現する力が自然と身についてきます。
そして、他者の感情を自分ごとに捉えることができるようになっていきます。
「食べられない」という感情
乳幼児期は語彙の少なさが、食卓での問題を引き起こすことが多々あります。
それは「食べられない」という感情を、子どもが正確に表現できないから💦
おおむね7歳くらいまでの子どもは、「食べられない」という時
「きらい」又は、「いやだ」
と言うんですよね🥲
でも食べられない理由は、本来もっと複雑に存在するはず。
苦い・辛い・しょっぱい・酸っぱい・見た目が気持ち悪い・怖い・不安・前に嫌な想いをした・食感が不快 etc…
こう言った複雑な感覚・感情を理解し、表現する力がないから、
「きらい」「いやだ」になってしまうんです。
そして、頑張って作った手料理やママの努力を無下にする、
子どもからの「きらい」「いやだ」の言葉に、私たちはイライラする😫
なんで食べてくれないの?
っと泣きたい気持ちになったり、悶々としたり、腹がたったり、どっと疲れたり。
そういった経験、みなさんにはありませんか??
食べられない理由を言語化できる力を育もう
「偏食」「好き嫌い」という問題を解決するために、やれることは色々あります🌱
親子関係を深めること
安心できる食卓にすること
集中できる環境を整えること
これまでのお便りでも様々お伝えしてきました。
ぜひ今日からここに「語彙力を鍛えること」もプラスして欲しいなと思います✨
語彙力は、
「知っている言葉の数」と「それを使いこなす能力」
から成ります。
食育というと、一緒に料理をしたり、野菜を育てたり、栄養について教えたり、
というイメージが強いですよね。
ですが私は、
語彙力を高めること
も大切な食育であると考えています。
なぜ食べられないのか
なぜ食べたいと思えないのか
その気持ちをしっかりと表現できる語彙力が育まれると、
偏食改善はぐっと進みやすくなります✨
食べられない理由に寄り添うことが容易になるし、
食べられるように、調理面で工夫できることも増えるからです😊
食卓で食べ物の話をしてみよう♪ 困った時は実況中継!
子どもの月齢に関わらず、食卓でぜひ食べ物の話を沢山してみてください♪
「とろとろのカレーよりサラサラのカレーがお母さんは好きだなぁ」
「カレーのじゃがいもはホクホクだけど、フライドポテトはサクサクだよね」
「レモンの酸っぱいと梅干しの酸っぱいはどう違う?」
「ナスの中身の色は知ってる?皮は紫、剥くと翡翠色、中心部分の色は何色に見える? 翡翠色って知ってる?」
どんな会話でもいいんです!
難しいことを考える必要はなし!
自由に、でもいろんな語彙を使うことを意識して会話をしてみてください♪
まだ喋ることができない月齢の子どもに対しては、実況中継がおすすめ✨
“見たまま・感じたまま”を言葉にして伝えるだけで十分です。
大人からの言葉のシャワーが、子どもの語彙力をUPさせますよ😊
語彙が増え、気持ちにぴったりハマる言葉が見つかれば、
子どもたちは「そうか、この気持ちはこう表現するのか」と知ることができるようになります。
言葉で気持ちを細かく分類できるようになります。
そうすると、食卓でのトラブルはどんどん減っていきますよ💓
食育は究極の知育かも!
食べられない理由・気持ち
を
子どもが自分の言葉で表現できる力
これから意識して伸ばしていきましょう✨
言語が偏食改善の鍵になるはずです🗝️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️