みんなからリクエストをもらっていたのに、なかなか投稿できていなかった!
気質と絵本のお話💡
@といちゃん @ますみん 遅くなってごめんね〜!!💦
この話は、私の気質✖️子育ての師匠(仙人)のワークショップで聞かせてもらった内容をまとめたものです🌱
〇〇質の子どもには「この絵本がおすすめ!」というものではなく、
各気質の特徴を踏まえた上で、好まれやすい絵本の特徴を分析したり、気質ごとに「楽しいと感じるポイントの違い」を解説したりする内容です。
「この絵本が好きな人は○○質だ」とか、「○○質の人はこの絵本が好きだ」ということではありませんので、ご注意下さい!
気質の話をしていく上で、「○○質の人はこのような絵本が好きな人が多いです」と紹介すると、「私もこの絵本が好きだから○○質だ」と判断してしまう人が結構います。
これは気質の判断でも同じで、「○○質の人にはこのような特徴がある」と書いた場合は、あくまでも「そのような傾向がある」ということであって、「必ずそうである」と言うことではありません。
気質を捉える上で大切なのは、「点(部分)」に囚われないで、全体を見て緩やかに判断することです💡
多血質
多血質の人は「感情」を重視します。ですから、「ハラハラドキドキしながら、でも最後はハッピーエンド」的な絵本に共感する傾向があります。
ただし、この「ハラハラドキドキ」は、実際に戦ったり冒険したりする時に感じるような「ハラハラドキドキではなく、ディズニーランドの「ジャングルクルーズ」で体験するような「ハラハラドキドキ」です。
そこには何の「危険性」もありませんし、「自分の努力」も不要です。
多血質の人は、リズミカルで、常に変化があるお話しが好きです。その「変化」も、自分の力で引き起こした変化ではなく、偶然によって引き起こされる変化です。
そして、最後はハッピーエンドになります。そこに、特別な結論や意味は必要ありません。
「そらまめくんとながいながいまめ」なかや みわ
「よかったねネッドくん」 レミー チャーリップ
「まあちゃんのまほう」たかどの ほうこ
「キャベツくん」 長 新太
「さるのせんせいとへびのかんごふさん」 穂高 順也
胆汁質
胆汁質が強い人は、「戦って勝つお話」や「人のために努力するお話」が好きです。しかも、最後にはその努力が報われる必要があります。
胆汁質の人は途中に困難は出てきますが、ストーリー自体は一直線で、「結論」がはっきりしているお話しが好きです。
その結論とは「努力は報われる」とか「勧善懲悪」的な結論です。
それは「スポ根物語」に似ています。
胆汁質の人は「行動」を重視します。ですから、絵本を選ぶ時も、主人公がはっきりと決まっていて、その主人公が自分の意志や努力で何かを成し遂げるような絵本に共感する傾向があります。
「三びきのやぎのがらがらどん」マーシャ・ブラウン
「まゆとおに」富安 陽子
「おしいれのぼうけん」ふるた たるひ たばた せいいち
「ルイのうちゅうりょこう」エズラ・ジャック・キーツ
憂鬱質
多血質の人は「楽しさ」を、胆汁質の人は「達成感」を、粘液質の人は「幸せ」を、憂鬱質の人は「美しさ」を求める傾向があります。
ただ、憂鬱質の人が求める「美しさ」は説明が困難です。憂鬱質の人が求めているのは「憂鬱質の人にしか分からない美しさ」だからです。
憂鬱質の人は「美しいもの」に憧れますが、でも、何を美しいと感じるかは人それぞれなので、憂鬱質の人が好む絵本を決めるのは難しいです。
「絵の美しさ」によって選ぶ人も、「お話しの美しさ」によって選ぶ人も、「言葉の美しさ」によって選ぶ人もいます。
茶道における「侘び寂び(ワビサビ)」という美意識も憂鬱質の感性です。
細かい図鑑好きな子もいます。蜘蛛を見てうっとりする子もいます。
ただそこで共通しているのはそこに何らかの「美しさ」があるということです。
でも、この「美しさ」は憂鬱質の人にしか見えないので、それを他の人に伝えるのはなかなか難しいです。
また、憂鬱質の人は「心の世界」を重視します。そしていつも「自分の心」と向き合って生きています。
ですから、憂鬱質の人は「自分と対話するようなお話し」や「自分との対話が促されるようなお話し」に惹かれる傾向があります。
また「苦しみの中から宝物を見つけるようなお話し」も好きです。
「がまくんとかえるくん」のシリーズ アーノルド・ローベル
「ふくろうくん」アーノルド・ローベル
「そらのいろ みずいろ」下田 昌克
「ターシャ・テューダーのクックブック」
粘液質の子ども
「お友達グループ」を少し離れたところからぼーっと見ているのが粘液質です。
粘液質の人は「人間の世界と自然の世界がつながっている世界」に生きているので、「社会的なこと」や「人間的なこと」に振り回されにくいのです。
多血質や胆汁質の人は、粘液質の人に対して「何を考えているか分からない」と言いますが、それは多血質や胆汁質の人が「人間の社会」の中だけで生きているのに対して、粘液質の人は「人間の社会」だけでなく、「自然とつながった世界」の中でも生きているからです。
粘液質の人は不活発だと言われますが、ただボーッとしているのではないのです。静かにしていないと見えない世界を見ているだけなのです。
粘液質の人は社会の変化、時代の変化にあまり関心がありません。
多血質や胆汁質に人には、その「自然とつながった世界」が見えないので、その世界を大切にしている粘液質の人の考え方や行動が「訳の分からないもの」になってしまうのかもしれません。
粘液質の子どもは「人間の世界と自然の世界がつながっている世界」のお話しが好きです。
粘液質の人は、「微妙な変化」を味わうことが好きなので、リズミカルな変化も、結論も必要ありません。そして、「幸せ」を感じるようなマッタリしたお話しが好きです。
「わたしとあそんで」 マリー・ホール・エッツ
「ちいさいおうち」 バージニア・リー・バートン
「にぐるまひいて」ドナルド・ホール
「よあけ」ユリー・シュルヴィッツ
いかがでしたか?
今回のお便りはかなりマニアックだったかな??🤣
ぜひブログを読んでの感想、聞かせてもらえると嬉しいです!💓