子どもの「食べない」という問題に直面した時、良かれと思ってやっていたことが裏目に出て、好き嫌いを加速させたり、偏食をこじらせてしまうことにつながっていたりすることがあります。

今日は、偏食対応に取り組むなら、必ず知っておいてほしい大切なポイント
大人が子どもに対して約束すべき7つのことについてお話をさせていただきます💡


ではさっそく本題に入ります!

偏食対応7つの約束

①食べさせる前に4つのステップをふむ
②隠さない・騙さない
③"1口は食べる"のルールを撤廃する
④「美味しい?」と聞かない
⑤口から出すことをとがめない
⑥後から出すことはしない
⑦食べやすい環境は大人が整える


この7つを守ることが、子どもの好き嫌い・偏食を改善するために必要不可欠です。
1つずつ解説を加えていきますね!

長くなるので、前編後編に分けてお便りをお送りしたいと思います🙌


①食べさせる前に4つのステップをふむ


「新しいものが苦手」「反射的に不快を判断する」タイプの子どもが、1つの食材を食べられるようになるためには、半年〜数年の時間がかかる場合が多いです。

「食べる」という最終ゴールをいきなり狙うのは厳禁!

大切なのは、ゆっくりと順を追うこと。
踏むべきステップは下記の4つです🙌

1.知ってもらう
2.興味を持ってもらう
3.触れてもらう
4.食べてもらう


「切る前の大根って見たことある?」
「大根ってどのくらい重いかな?赤ちゃんとどっちが重いかな?」
「大根さんと一緒にお風呂にはいってみようか!」
「触るとどんな感じ?どんな匂いがする?」
「ペロッと試しに舐めてみる?」
「ほんの少しかじってみる?」




こんな会話を日々繰り返していくことがとても大切。


「美味しいから食べてみて!」
「一口も食べてないくせになんで嫌がるの!?」

なーんて声をかけちゃう前に、
4つのステップをちゃんとふめたかな?
とぜひ自分自身に問いかけてみてくださいね♪


②隠さない・騙さない


好き嫌いが激しくなればなるほど、どうやって栄養をとらせるか…
大人は躍起になるものです。

あらゆる野菜を微塵切りにして、こっそりハンバーグにまぜたり、
ペーストにしてカレーに加えたり、とにかく「なんとか隠して食べさせる!」が一般的な偏食対応のセオリーになりつつあります。

が、しかし、このやり方は超危険!

口に入れた時に想像していた味・食感とのギャップがあると、
ますます、好き嫌いが増えたり、食わず嫌いが悪化する可能性が高くなります💦
隠さず、騙さず、

「今日のご飯には、〇〇と✖️✖️が入っているよ♪」

と事前アナウンスをしてあげましょう!

訳もわからず食べて、胃袋に入ったとしても、好き嫌い改善には至りません。
知った上で、合意の上で、食べた経験というのが必要です。


「警戒されて食べなくなっちゃうのが不安でそんなこと言えない!😣」
なんて思われる方も多いかと思います。

確かに、最初のうちは警戒して食べないでしょう。

ですが、隠さず騙さず、事前に紹介するスタンスを繰り返していくことで、お母さんの料理への信頼感が高まっていくんです。これがとっても大事!!
何を混ぜ込まれているかわからない不安な食事ではなく、

安心して食べることができるホッとするお母さんご飯

を目指しましょう!


③"ひと口は食べる"のルールを撤廃する


食べない子のママほど、「せめてひと口は食べよう!」のルールにとらわれている傾向があるように思います。

もしくは、
散々頑張った結果食べてもらえなかった経験を経て、ルールを捨てて「諦めモード」
というママも多いのではないでしょうか😂


食べない子にとって、食卓での「ひと口」は、大人が想像している50倍くらいハードルが高いものです。笑

「一口は食べてみよう!」は今日からもう封印してください。その代わり、

「ぺろっと少しだけ舐めてみる?」

舐めるものハードルが高いなら

「匂いだけ嗅いでみる?」

の声かけをしてみましょう♪

とはいえ、それさえも強要することは厳禁⚠️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️️


食卓で高いハードルを設けられるほど、子どもの食欲が減退していきますし、だらだら食べにつながっていく恐れもあります。

ハードルはとことん下げること💡
そして、小さな挑戦も見逃さず、しっかり認めて褒めてあげること💓

ぜひ意識してやってみてくださいね。



では、長くなってしまったので今回はここまで♪

次回後編で④〜⑦の約束について、解説を加えてお話をさせていただきたと思います😊🌱